西春中学校エコ改修
西春中学校は、環境省モデル事業「学校エコ改修と環境教育事業」の選定を受け、平成17年度から事業を進めてきました。ワークショップを開催し、生徒の意見を取り入れた今回の改修では、耐震補強工事に加え、さまざまな環境技術が導入されています。
教室内は窓を大きくとり、自然採光で十分な明るさを確保しています。可動パネルで日差しを調節することで、季節に合わせた快適な環境を生み出しました。屋上には太陽光パネルを設置し、10kwhの電気を発電、電気使用量を減らします。屋上には屋根を乗せて空気の層を作り、その断熱効果で校舎内の熱のこもりを緩和します。風の動きを感知して自動開閉する排気窓も設置されました。
校舎中央の環境学習センターでは、温湿度や発電量、水使用量などがリアルタイムで表示され、生徒の環境学習に役立ちます。環境学習センターは、一般開放を行っています。
木材チップボードを用いた内装
可動ライトシェルフ
風の塔(自然換気)
- 工期
- 平成19年7月31日から平成20年10月4日まで
- 費用
- 全体890,077千円(2分の1は国からの補助金)
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学校エコ改修と環境教育事業 (PDF 9.1MB)
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4つのコンセプト (PDF 477.6KB)
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比較1階平面図 (PDF 269.7KB)
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比較2階平面図 (PDF 262.2KB)
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比較3階平面図 (PDF 105.8KB)
エコ改修と環境教育
生徒たちが「6つの物語(テーマ)」を設定し、自主的に環境学習に取り組んできました。
6つの物語(テーマ)
1「銀杏の樹の蘇生」:植物の命を大切にする環境教育の象徴
校庭の片隅で生徒たちを見守ってきた銀杏の樹。落雷によって傷ついたこの樹を蘇生させる活動を通して、植物を大切にするこころをはぐくみます。
2「エコ路地づくり」:意欲的に環境問題に取り組む生徒の象徴
敷き詰められたレンガは生徒や保護者、教職員が作製しました。500個のレンガには、一人ひとりのエコメッセージが刻まれています。
3「耕しの庭」:植物の恵みに感謝する環境教育の取組み
みんなで育てた作物は、太陽と大地にはぐくまれた自然の恵みです。食生活から身近な環境とその問題を捉え、学習します。
4「壁面緑化・屋上緑化」:断熱効果を高め、住みよい校舎をめざして
生徒たちが調査した構内環境は、空気の流れを調節することで、夏は涼しく、冬は暖かな教室に。維持管理も生徒たち自身で行います。
5「縁側・水と緑の昇降口」:開放的な空間と住みよい校舎をめざして
昇降口は、開放的な空間に樹木とベンチが配置され、憩いに満ちた空間です。設置してある縁台は、生徒とその保護者で作成しました。
6「環境学習センター」:地域と学校との環境学習の拠点をめざして
環境学習センターは休日に一般開放し、学校、地域、行政の連携を進めます。環境への取組みを、西春中学校から発信していきます。
関連リンク
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