現在と過去の交点
作品名 現在と過去の交点
作者 櫻井壽人 SAKURAI,HISATO
作者コメント
作品の上部の階段は、34°14′の角度で、北極星を示しています。今見える北極星の光は430光年からの光で不動のもの。この部分は、この地の存在と伝統を表します。下方部の穴中から出る植物は現在を表し、場に根ざし街とともに成長し作品自体にも変化を与えます。
作者の主な活動
1955年 岐阜県生まれ
1989年 笠岡石彫シンポジウム
1990年 東京オブジェコンペティション・佳作(東京都)
1991年 第2回「風の芸術展」ビエンナーレまくらざき立体部門・大賞(鹿児島県枕崎市)
1992年 五木彫刻コンクール・優秀賞(熊本県)、第15回現代日本彫刻展・入選(山口県宇部市)
1993年 OUR徳島彫刻大賞・優秀賞(徳島県)
1997年 国民文化祭かがわ’97石のフェスティバル・入賞
1999年 しまなみ海道彫刻コンクール(愛媛県)
2001年 2001花蓮国際彫刻シンポジウム(花蓮県・台湾)
2003年 桂林Yuzi paradise国際彫刻展・入賞(桂林・中国)
2004年 日本現代彫刻展マケット展・特別賞(岐阜県)
作品解説
白御影石を基調として城壁のような形が作られ、下方から植物(アイビー)が石に開けられた穴を通って伸びていく。また、上方には北極星に続いていく階段が用意されている。鉱物と植物、動かないものと動くもの、耐久性のあるものとはかないもの。作品に仕掛けられたいくつかの対比が、時間の流れを想起させる。過去から未来へと連なる時間が、今から始まるまちの歴史と重なるように思えてくる。
(藤井 匡:キュレーター、北名古屋市モニュメント審査会審査員)
作品写真
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