ペーパームーン
作品名 ペーパームーン
作者 飯塚一朗 IIZUKA,ICHIRO
作者コメント
街角に幸せを呼ぶ三日月。どの方向から見てもカーブを描く形は、歩行する人や車からの視線にやさしく応えてくれるのではと考えました。小さな椅子は荷物を置いたり、ひょいと腰掛けたりできるようになっていて、ささやかに人々と関わり続けて街に存在することを願っています。
作者の主な活動
1963年 神奈川県生まれ
1991年 環境造形専門のスタジオ707創設に参画、メンバーとして作品を制作開始
1996年 NHKドラマセットと教育番組の美術担当
1997年 JRひたちの牛久駅にて環境デザイン担当した写真集『アートと建築』を出版
1998年 栃木県子ども総合科学館に設置した風の音を拾う彫刻でSDA賞
2000年 地下鉄大江戸線ゆとりの空間アートワークコンペティション・4駅受賞採用
2005年 法政大学システムデザイン学部にて「アートと実務」特別講義
2006年 福島第二原子力発電所に設置した水力彫刻でSDA賞
2007年 霞ヶ関総合庁舎にモニュメントを設置
2009年 昭和病院(東京都)の屋上アートワーク設置 など
作品解説
タイトルの通り、突如まちなかに出現した三日月形の彫刻。細身のプロポーションや計算された曲面の組み合わせが美しく、周囲の景観と調和するための配慮が感じられる。月が空中にふわりと浮かぶイメージを再現するように、薄いステンレス板をシンプルに構成して軽量感を作り出している。安全性や耐久性を確保するための補強部分を、椅子として活用するアイデアも光る作品である。
(藤井 匡:キュレーター、北名古屋市モニュメント審査会審査員)
作品写真
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