双一波
作品名 双一波
作者 湯村 光 YUMURA,HIKARU
作者コメント
このモニュメントのテーマを「活力」と「うるおい」としました。2つの立ち上がる波の形は、人と人の和を求め、対話をもちながら躍動し成長する姿を表現しています。構成としては直線と曲線、磨かれた面と自然の割れ面の調和を基本にしています。黒御影石の曲面が陽光を受け光との協奏曲を奏でてくれる様を想像しています。
作者の主な活動
1948年 鳥取県生まれ
1971年 東京藝術大学彫刻科卒業、渡仏国立パリ美術学校に留学
1985年 第4回ヘンリー・ムーア大賞展・優秀賞、第5回で同賞
1986年 第10回神戸須磨離宮公園現代彫刻展・土方定一記念賞
1987年 第12回現代日本彫刻展・神奈川県立近代美術館賞、第15回長野市野外彫刻賞
1988年 第11回神戸須磨離宮公園現代彫刻展・京都国立近代美術館賞
1991年 第14回現代日本彫刻展・東京国立近代美術館賞、埼玉県立近代美術館賞(山口県宇部市)
1993年 第24回中原悌二郎賞・優秀賞(北海道旭川市)
2000年 第5回倉吉緑の彫刻賞(鳥取県)
2004年 オランダアムステルダム・フロマンス画廊で個展を開催 など
作品解説
最初に大きな黒御影石の塊を二つに割る。それを別々に加工してから割った面に合わせて元に戻す。こうすることで、一つの石の中に別々の波長の波が共存することになる。作品の主題となっている柔らかい曲面と両側や天板のシャープな平面や、二つの波の間から見える荒々しい割り肌と研磨された滑らかな面といった、異質なものが一体化して調和した様子は、理想的なまちづくりの姿に喩えられるだろう。
(藤井 匡:キュレーター、北名古屋市モニュメント審査会審査員)
作品写真
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