更年期障害

ページ番号1003407  更新日 2025年4月11日

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更年期障害とは

男女ともに40歳を過ぎた頃からホルモン分泌が低下することにより、心身にさまざまな不調があらわれる症状をまとめて「更年期障害」と呼びます。更年期の症状は個人差が大きく、発症に気付かない方もいます。

更年期障害の症状

更年期障害の症状は、個人差が大きく症状の現れ方もさまざまです。また、女性だけでなく、男性にもあります。症状は、性別によっても異なります。

女性の更年期障害について

女性の発症時期

女性の閉経(1年間月経がない状態)平均年齢は、50.5歳ですが、これを挟んだ前後10年間を更年期(周閉経期)と呼びます。加齢とともに卵巣から分泌されるエストロゲン量が低下し、身体的・精神的症状が現れます。

女性に多く現れる症状
  • 顔がほてる
  • 汗をかきやすい
  • 息切れ、動悸がする
  • 寝付きが悪い、眠りが浅い
  • 怒りやすく、すぐイライラする、気分が落ち込むなど精神的に不安定になる
  • 頭痛、めまい、吐き気がよくある
  • 疲れやすい
  • 肩こり、腰痛、手足の痛みがある

気をつけたいこと

女性ホルモンには、動脈硬化の予防や内臓脂肪を分解する働きがあります。しかし、閉経後は女性ホルモンが減少し、「脂質異常症」「動脈硬化」「糖尿病」「高血圧」など、生活習慣病へのリスクも高まっていきます。

特に閉経後の女性は、これまで以上に生活習慣に気をつける必要があり、適度な運動やバランスのとれた食生活をこころがけましょう。

※女性の健康推進室 ヘルスケアラボ「更年期障害とは?」より

男性の更年期障害について

男性の発症時期

男性ホルモン(テストステロン)は、一般的に40歳以降おだやかに減少します。「なんとなく不調」「突然のほてりや発汗」などが続けば、更年期の症状かもしれません。男性の場合は、40歳以降いつでも発症する可能性があります。

男性に多く現れる症状
  • うつ傾向
  • 体がだるい
  • 筋力低下
  • 骨がもろくなる
  • 不眠
  • 仕事に対しての活力や意欲が若い頃に比べて低下する
  • 男性機能低下

気をつけたいこと

男性ホルモンは、肉体や性機能だけに働くのではなく、動脈硬化の予防に関係しています。男性ホルモンの減少は、ストレスや睡眠不足などの影響を受けるため、生活習慣の改善や適度な運動をしてリフレッシュすることが大切です。

※日本内分泌学会「男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)」より

更年期障害に関するご相談

相談窓口

女性の健康なんでも相談室(愛知県助産師会)(外部リンク)

医療機関

症状は個人差が大きいため、自覚症状がある場合は早めに受診しましょう。女性は婦人科、男性は泌尿器科にご相談ください。また、更年期ではなく、がん・生活習慣病・うつ病など別の病気が隠れている場合があります。

すべての婦人科、泌尿器科で更年期障害に対応しているとは限りません。受診される際は、必ず病院に問い合わせてから受診してください。

関連リンク

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このページに関する問合せ

市民健康部 健康課(保健センター)
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