ダンボールコンポストから広がる地域の輪
はじめに
家庭ごみの中で一番多く出るのが生ごみです。 生ごみは可燃ごみ袋の約4割から5割と大変多く含まれており、これらの処理に大変多くの経費を要すとともに、収集や処理に大量のエネルギーを消費しており、環境に負荷をかけています。この生ごみをごみとせず、リサイクルができたら、ごみ減量や環境への負荷を軽減することができる一つの「きっかけ」となりますので、みなさんも始めてみませんか?
なお、「北名古屋市生ごみ循環モデル」として、生ごみを市内で循環する取組みも行っていますので、ぜひご参加ください!
北名古屋市生ごみ循環モデル
「基材(ピートモス・もみ殻くん炭)を市内で買うことができない」「たい肥化しても使うところがない」などのご相談が寄せられたため、市内にあるセルプしかつ(社会福祉法人師勝福祉会)と比嘉農園と連携し、北名古屋市生ごみ循環モデルを次のとおり始めています。
市を一つの家庭に見立て、家庭から出る生ごみを家庭で処理し、ごみ減量を目指すことイメージをしており、環境にやさしいモデルを築きます。
それぞれの役割 | |
市民 | ダンボールコンポストの利用 |
セルプしかつ | 基材の販売・啓発 |
比嘉農園 | たい肥の有効活用(たい肥の引取り) |
この取組みに参加すると、福祉や地元農家の支援につながることになります。
ダンボールコンポストの利用により、市のごみ減量はもちろんのこと、ご家庭でのごみ処理負担の軽減やSDGsにつながりますので、ご協力をお願いします。
セルプしかつ(外部リンク)
比嘉農園(外部リンク)
ダンボールコンポストの説明書
ダンボールコンポスト始めてみませんか? (PDF 534KB)
環境課職員による実証実験
市役所西庁舎1階渡り廊下にて、ダンボールコンポスト実証実験を行っています。環境課職員にて、毎朝生ごみを投入しています。説明書もありますので、市役所にお越しいただいた際にはぜひ足を運んでください。
第1回投入結果
約1週間、約1,5㎏の生ごみを投入しました。
1か月間経過後、残量調査を行った結果、70gの生ごみが見つかりました。
~残った70gのもの~
茎など繊維が細かいもの、根菜の皮はたい肥に時間がかかることがわかりました。
また、試験的に投入したシール(バナナの皮)は、やっぱり分解されませんでした。(;´д`)トホホ
第2回投入結果
約3週間、約3,1㎏の生ごみを投入しました。
2週間経過後、残量調査を行った結果、20g見つかりました(おそらく粉ミルクが固まったもの?)。
第3回投入日記
過去の投入結果より、たい肥化が苦手な生ごみが多少あることがわかりました。第3回はダンボールコンポストの対応力を知るために、より多くの生ごみをより短い放置期間で実験してみました。
第3回投入結果
約1週間で、約4,3㎏の生ごみを投入し、1週間経過後、残量調査を行った結果、600gの生ごみが見つかりました。
~残った600gのもの~
今回、初めて卵の殻を投入しましたが、分解される雰囲気がありませんでした。
また、投入日記の様子からわかるように、かき混ぜることも難しい状態になり、最終投入6月29日分の生ごみが残量調査で発掘されました。1週間で約4㎏は厳しかったようです。日本の食品ロス実情は一日一人平均お茶碗一杯(約140g程度)と言われますので、4~5人家族分の生ごみを受け止めていたことになります。
※ダンボールコンポストは大変有効ですが、食べ残しを減らすなどが重要です!
このまま放置していたら分解される!という期待感がありましたが、1週間ではやはり厳しかったと感じました。たい肥期間は2週間が適切かなと感じました。
また、今まで活躍していたダンボールコンポスト初号機が湿気によって寿命を迎えました(底がボロボロになりました)。ここまで、約2か月で約5㎏も生ごみをたい肥に変えてくれました。基材(ピートモス、もみ殻くん炭)は、参号機に引き継ぎをしました。
湿気の多い時期の水分管理は難しい…
第4回投入結果
約1週間で約5.1㎏の生ごみを投入し、3週間経過後残量調査をした結果、40gの生ごみが見つかりました(花の茎や種のようなものが確認できました)。
第5回投入結果
約3週間で約7.2㎏の生ごみを投入し、2か月経過後残量調査をした結果、150gの生ごみが見つかりました。
たい肥期間を長期間としましたが、枝豆の皮やすももの種(第4回残量)などが見つかりました。しかし、糸のような繊維状になっており、分解が進んでいることは確認できました。
第6回投入結果
約6週間で約8.6㎏の生ごみを投入し、1か月経過後残量調査をした結果、30gの生ごみが見つかりました。
今回は、苦手な部類のものが、ほぼなかったため順調にたい肥化が進みました。鮭の骨が残っていないか探しましたが見つけられませんでした。水分の多いフルーツの皮によって、水分量も気にせず投入が続けられました。
さいごに
ダンボールコンポストの効果がわかっていただけたでしょうか。みなさんも、豊かな未来のために、一緒に取り組みましょう。
お問い合わせ
環境課
電話:0568-22-1111(代表)
ファクス:0568-25-0611
E-mail:kankyo@city.kitanagoya.lg.jp
業務内容
浄化槽・し尿に関すること
犬・猫に関すること
- 犬に関する届出について
- 狂犬病予防注射について
- 飼い犬が逃げたとき、放浪犬を発見したとき
- 飼い犬が人を噛んでしまったとき
- やむを得ない理由で飼えなくなった犬や猫の引き取りについて
- 犬・猫の死体処理依頼について
- 犬や猫のふん害等について
- 犬を飼うときは責任をもって
- 超音波式猫被害軽減器(猫除け器)の貸出について
- 猫の侵入防止対策について
- 飼い主のいない猫について
- 地域猫活動について
- 動物愛護及び管理に関する法律が改正されました
公害・苦情に関すること
騒音・振動等の規制と届出に関すること
ごみ・資源に関すること
- ごみ分別について
- ごみ・資源の分け方・出し方便利帳
- ごみ・資源の分別と出し方チラシ
- ごみ・資源の出し方チラシ(外国語版)
- ごみ・資源分別 50音別早見表
- 市指定ごみ袋・し尿くみ取券の販売店一覧
- 粗大ごみの収集
- プラスチック製容器包装の分別にご協力ください
- ライター・スプレー缶などの回収について
- 家電4品目の回収について
- 使用済小型電子機器の回収について
- 水銀が使用された製品の分別回収について
- ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の適正処理について
- カラスなどによるごみを荒らされないための対策
- リサイクルデータバンク
- 生ごみ処理機等購入費補助金について
- 食品ロスの削減にご協力ください
- 資源分別収集補助金について
- 事業系ごみの適正処理について
- 許可業者一覧
- 共同住宅ごみ集積所設置基準
- ぼかし(ヘルシー)及び肥料の無料配布について
- 使用済の食用油を回収しています
- 北名古屋市のごみ収集量
- 分別収集計画
地球温暖化対策に関すること
- レジ袋有料化
- マイバッグでのお買い物マナー
- レジ袋辞退率一覧
- レジ袋削減の参加事業者募集
- 住宅用地球温暖化対策設備設置費補助金について
- アクリルたわしの販売について
- 日常生活で実践できる地球温暖化対策
- 環境家計簿について
- 緑のカーテンコンテストについて
墓地に関すること
環境調査に関すること
お知らせ
- 特定外来生物「ヒアリ」について(外部リンク)
- 特定外来生物「オオキンケイギク」について
- 「セアカゴケグモ」に注意
- 鳥獣(カラス、ハト、スズメ等)へのエサやりはやめましょう
- レジ袋収益金を寄附いただきました
- 地球温暖化・大気汚染の防止にご協力を
- 地域環境保全委員が市内を巡回しています
関連リンク
- 北名古屋衛生組合ホームページ(外部リンク)
- 総務省 公害等調整委員会ホームページ(外部リンク)
- 捨てず増やさず飼うなら一生(環境省)
- 名古屋市ごみ処理工場一覧について(外部リンク)
- 名古屋市北名古屋工場の維持管理状況(外部リンク)
- 動物の愛護及び管理に関する法律が改正されました(環境省)