回想法ページへようこそ!

ページ番号1003548  更新日 2025年3月12日

印刷大きな文字で印刷

北名古屋市の回想法

北名古屋市には「昭和日常博物館」とも呼ばれている歴史民俗資料館があり、昭和時代の生活用具や玩具などを豊富に収蔵し、昭和の生活史を全国へ発信しています。

写真:昭和日常博物館で見学見学する人々

写真:歴史民俗資料館の豊富な収蔵品の様子


この歴史民俗資料館の豊富な収蔵品を、「思い出ふれあい事業」(回想法事業)の有効な資源として活用していこうとする保健福祉側の視点と、収蔵品を他の分野にも有効利用していこうとする博物館側の視点が両輪となって、回想法事業を進めています。

回想法とは?

アメリカの医師ロバート・バトラー(1963)によって提唱され、昔懐かしい生活用具などを用いて、かつて自分が経験したことを楽しみながら皆で語り合うことによって、脳を活性化させ、気持ち(心)を元気にする心理・社会的アプローチが回想法です。
回想法は、対人交流や情緒の活性化、高齢者のQOL(生活の質)向上などに効果があるといわれています。

地域回想法とは?

回想法は、すでにわが国でも臨床に応用されたり、施設で取り入れられたりしていますが、北名古屋市では、回想法を日本で初めて地域の中に取り入れ「地域回想法」として介護予防、認知症予防や地域づくりを目的に「思い出ふれあい事業」として実施しています。保健福祉の地域ケアに位置付けて実施しています。

写真:地域の人が集まり、みなさまで懐かしい歌を歌っている様子(地域交流)

写真:子どもたちに昔の暮らしを教えている様子(世代間交流)


現在の社会は、時の流れが速く、家族や周囲の人も忙しい中で、高齢者の昔話などゆっくりと聞いてくれる人もなく、その機会もめったにないのが実情ではないでしょうか。そのような中にあって、自分を受けとめてくれる良き聴き手があらわれ、楽しく語ることができる機会と場があれば、双方または両者にとってどんなに日常生活がいきいきしたものになることでしょう。地域回想法を実施する意義はまさにそこにあるといえます。

このページに関する問合せ

回想法センター
〒481-0001
愛知県北名古屋市六ツ師704番地1
電話:0568-24-5337
ファクス:0568-24-5337
メール:kaisouhou@city.kitanagoya.lg.jp