博物館を見学しておもしろいと思ったモノ、不思議に思ったモノを紹介する発見掲示板を設置しました。テレビ、電話、ラジオ、車……どんなものでも興味を持ったモノをことばや絵で、発見シートにかいて掲示してみてください。また他の人の発見シートと見比べると、気が付かなかった新たな「発見」があるかもしれません。
こどもから大人の方までどなたでも参加できますので、ご来館の際にはぜひお立ち寄りください。__tokutake
図書館、学校図書館、歴史民俗資料館等を活用して自らの知的好奇心に基づき探る・調べることの楽しさを紹介しています。
今回、テーマとして選んでみたのは「ドングリ」。ドングリといえば秋から冬にかけて地面に落ちている実を拾うのが楽しい。では、春や夏はどんな姿をしているのか?ドングリの種類は?日本以外にもドングリはあるのか?などの疑問を紹介しています。
「第27回 図書館を使った調べる学習コンクール」についても案内しています。
日本で採集できるドングリを紹介しています。北名古屋市では、どんなドングリがどこで採集することができるのかを調べてみるのもひとつ。
夏のドングリの様子も実物で紹介しています。
イギリスやアメリカ、台湾などで採集されたドングリを紹介しています。日本最大級の「オキナワウラジロガシ」のドングリも展示。
長らく公開を休止していました街並み展示のリニューアルが完了しました。12月17日(土)より公開を再開します。
電気店などの店の様子に加え、街角を彩るホーロー看板にもご注目ください。_ito
期間 10月8日(土)〜16日(日)
午前10時〜午後4時
会場 旧加藤家住宅
海洋研究開発機構所属の学術研究船「白鳳丸」は令和元年に就航30周年を迎えました。その記念航海のうちの南極海の調査に参加したササオカミホさんは、約30日間にわたる船上での生活を墨で描いた「南極絵巻」を制作しました。絵巻には、南極海での研究・調査・食事・生活などの様子が描かれています。
今回、長さ10メートルにも及ぶ「南極絵巻」を旧加藤家住宅の空間に展示することで、日本から遠く離れた行ったことのない地への思いをはせる機会とします。
この「南極絵巻」は日本列島を南から北へと、ササオカさん縁の地を巡回する予定です。高知県から始まった巡回展が北上するにあたり、ササオカさんが生まれてから18歳まで暮らした北名古屋市でも公開される運びとなりました。ぜひご鑑賞ください。
<ササオカミホ>
サイエンスデザイナー
北名古屋市出身、高知県在住
信州大学大学院(地球科学)修了
地球科学の研究分野に約20年間携わった後、サイエンスデザインの会社を設立。現在は現代アートの作家「余白の人」としても活動。
車やオートバイを展示している車両展示コーナーの一角に、新規に寄贈いただいた酒店の銅板張り看板を展示しました。
こちらの看板は一宮市の酒店に掲げられていたもので、1枚が幅約90cm、高さ約150cmという大型の看板です。トラックなどの貨物自動車展示の背景に展示したところ、一段と雰囲気と迫力のある展示空間となりました。_ito
昨年、第一回日本博物館協会賞を受賞したことにより、北名古屋市歴史民俗資料館「昭和日常博物館」は、毎年クロアチアで開催されている「The Best in Heritage」において日本代表として発表を行うこととなりました。
「The Best in Heritage」は各国における受賞歴のある博物館、遺産、保全プロジェクトを紹介する世界会議で、本年で20周年を迎えます。この世界会議は、さまざまな遺産保存活動の中でも革新的な取組を紹介する「IMAGINES」部門と、国を代表する賞を受賞した博物館等がプレゼンテーションを行う「CORE PROGRAMME」部門の2部門で構成され、本館は「CORE PROGRAMME」部門のひとつとしてエントリーされました。
本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりオンライン形式での開催となり、去る6月29日に本館館長の市橋芳則がブルーノ・ブルロン・ソアレス氏のインタビューを受けました。氏はリオデジャネイロ州立大学教授でブラジルを拠点とする博物館学者、現在は国際博物館学委員会(ICOFOM)の委員長を務めています。
このインタビューは、下記のウェブサイトにてYouTube動画でご覧いただけます。
https://www.thebestinheritage.com/conference
歴史民俗資料館は20余年の「昭和日常博物館の取組み」と「回想法の博物館への普及」が評価され、新設された第一回「日本博物館協会賞」を11月25日、受賞しました。
折しも、新型コロナウイルスという外因によってこれまでの日常が過去のものとなり、最新の「新しい生活様式」「新しい日常」といった言葉が台頭する時代となっています。
そこで、「新しい生活様式」を皆で考える機会となる特別展「くらしの移り変わりを知るcollection30」と連動して「新しい生活様式」のメッセージをより強く発信できるよう歴史民俗資料館の外観をデザインします。
新型コロナウイルス感染症の第三波のなかにあり、「新しい生活様式」について市民とともに考える機会を創出します。
本賞は、「日本の博物館の振興に大きく貢献し、他の博物館の模範となる顕著な成果を挙げていると認められる施設を、年間で2施設まで顕彰できる仕組み」(※)となっています。
この度、第一回受賞館として「ちひろ美術館(東京・安曇野)」と「北名古屋市歴史民俗資料館」が選定されました。表彰は秋の全国博物館大会が予定されています。
受賞理由として、「地域の公立博物館として、所蔵する昭和期の生活資料を活用し、地域の高齢者を対象とした回想法を用いた事業に早くから取組み、日本でのモデルケースとして他の同種の施設へ広がりを促す先駆的な役割を果たすとともに、地域住民と博物館の連携とともに、地域の医療や福祉等、多様な行政との連携体制の下で、地域文化を人から人へと受け継ぐ装置としての博物館の役割を果たすとともに、地域における異世代間交流の場としても機能し、事業の継続について長期的な展望と計画が整備されている。」(※)と評価されました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止とコミュニケーションを主体とした博物館、特に回想法の取組みとの新たな共存策を模索し、「新しい日常」における取組みを創出していきたいと考えています。_ichihashi
(※)日本博物館協会『博物館研究』Vol55 bT 2020 「日博協だより 日本博物館協会賞の創設と第一回受賞館の選定について(お知らせ)」