――ヒトは手をつかって、身体をつかって、モノをはこぶ。モノの数が増えたり、大きくなったらヒトは道具をつかってモノをはこぶ。ヒトが使う道具はモノだけではなく、ことばを、景色をもはこぶ。そしてヒトは、ヒト自身をもはこぶ。
「はこぶ」ことはヒトは暮らしの営みのなかで不可欠なことだ。そしてヒトは「はこぶ」ことを、時代をこえて、様々な形に変化させ、工夫してきた。いま、昭和時代にタイムスリップして、昭和の「はこぶ」を考えてみよう。
2Fロビーのトピック展示を更新しました。今回のテーマは「はこぶ」。昭和時代の人々の暮らしのなかで行う「はこぶ」ことを、5つのテーマから考える展示となっています。__tokutake
ヒトはモノをはこぶために身体をつかいます。手、肩、背中、腰…。ここではそれぞれのはこぶ道具の特徴を身体の部位と照らし合わせて紹介しています。
ヒトは目的地に移動するためにヒト自身をもはこびます。特に昭和時代はヒトをはこぶことの大きな転換期でした。ここでは交通網の発展と、それに伴う新たに生まれた旅行文化を紹介しています。
昭和日常博物館と隣接する市役所東庁舎1階のカフェが昭和をテーマとしたコラボメニュー「昔懐かしレトロ定食(予約制)」「昭和と令和のあいがけカレー」を提供しています。博物館の見学の前後に食の体験をどうぞ。
・昔懐かしレトロ定食メニュー:クジラの竜田揚げ、タコさんウィンナー、ナポリタン、エビフライ、コンビーフ入りポテトサラダ、揚げパン、プリン(前日までに要予約制・4名〜)1
・昭和と令和のあいがけカレー:野菜ゴロゴロ昭和のカレーと牛すじ煮込みのコク旨カレーのあいがけカレー、サラダ、スープ、プリン。880円(税込)
※詳しくは「ゐなcafe」にご連絡ください。
ゐなcafe:0568-25-5225
休み:日曜、第一月曜
時間:10:00-16:30(食事のラストオーダーは14:30)
11月中旬、「多彩な連携による教育資源の活用」というテーマのもと、レクチャー「昭和日常博物館のコレクションの構築と活用」、見学会「昭和日常博物館の見学」、ランチレク「本日のコラボメニュー」という3本立てのプログラムを実施しました。
特に「ゐなcafe」とのコラボは、半年程をかけ、料理のメニュー構成の検討や試食を行い、当日の試食会の運びとなりました。ゐなcafeさんでは、このコラボメニューから、今後のランチ展開や団体対応メニューなどを検討される予定です。
人気投票の結果、No.1は、「クジラの竜田揚げ」、No.2は「昭和と令和のあいがけカレー」、No.3は「ソフト麺」でした。ダークホースは「コンビーフのポテトサラダ」でした。
メニューの開発には、平成26年に開催した「ショウワ・キュイジーヌ〜伝統と革新の食卓を囲んで〜」と題した特別展で紹介した昭和時代の料理本に見られる家庭料理のレシピや、この地域で提供されていた昭和30年代の給食の献立表などを参考にしています。
ゐなcafeのシェフの手による繰り返しの試作、食材選びを経ておいしいメニューが誕生しました。
「昭和と令和のあいがけカレー」はすでに商品化されています。昭和の野菜ゴロゴロカレーには、ぜひソースをかけて。
ゐなcafeさんは、昭和日常博物館に隣接する北名古屋市役所東庁舎の1階にあります。
休み:毎週日曜日・第一月曜日
詳しくは、ゐなcafe 電話0568-25-5225まで
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博物館を見学しておもしろいと思ったモノ、不思議に思ったモノを紹介する発見掲示板を設置しました。テレビ、電話、ラジオ、車……どんなものでも興味を持ったモノをことばや絵で、発見シートにかいて掲示してみてください。また他の人の発見シートと見比べると、気が付かなかった新たな「発見」があるかもしれません。
こどもから大人の方までどなたでも参加できますので、ご来館の際にはぜひお立ち寄りください。__tokutake
図書館、学校図書館、歴史民俗資料館等を活用して自らの知的好奇心に基づき探る・調べることの楽しさを紹介しています。
今回、テーマとして選んでみたのは「ドングリ」。ドングリといえば秋から冬にかけて地面に落ちている実を拾うのが楽しい。では、春や夏はどんな姿をしているのか?ドングリの種類は?日本以外にもドングリはあるのか?などの疑問を紹介しています。
「第27回 図書館を使った調べる学習コンクール」についても案内しています。
日本で採集できるドングリを紹介しています。北名古屋市では、どんなドングリがどこで採集することができるのかを調べてみるのもひとつ。
夏のドングリの様子も実物で紹介しています。
イギリスやアメリカ、台湾などで採集されたドングリを紹介しています。日本最大級の「オキナワウラジロガシ」のドングリも展示。
長らく公開を休止していました街並み展示のリニューアルが完了しました。12月17日(土)より公開を再開します。
電気店などの店の様子に加え、街角を彩るホーロー看板にもご注目ください。_ito
期間 10月8日(土)〜16日(日)
午前10時〜午後4時
会場 旧加藤家住宅
海洋研究開発機構所属の学術研究船「白鳳丸」は令和元年に就航30周年を迎えました。その記念航海のうちの南極海の調査に参加したササオカミホさんは、約30日間にわたる船上での生活を墨で描いた「南極絵巻」を制作しました。絵巻には、南極海での研究・調査・食事・生活などの様子が描かれています。
今回、長さ10メートルにも及ぶ「南極絵巻」を旧加藤家住宅の空間に展示することで、日本から遠く離れた行ったことのない地への思いをはせる機会とします。
この「南極絵巻」は日本列島を南から北へと、ササオカさん縁の地を巡回する予定です。高知県から始まった巡回展が北上するにあたり、ササオカさんが生まれてから18歳まで暮らした北名古屋市でも公開される運びとなりました。ぜひご鑑賞ください。
<ササオカミホ>
サイエンスデザイナー
北名古屋市出身、高知県在住
信州大学大学院(地球科学)修了
地球科学の研究分野に約20年間携わった後、サイエンスデザインの会社を設立。現在は現代アートの作家「余白の人」としても活動。
車やオートバイを展示している車両展示コーナーの一角に、新規に寄贈いただいた酒店の銅板張り看板を展示しました。
こちらの看板は一宮市の酒店に掲げられていたもので、1枚が幅約90cm、高さ約150cmという大型の看板です。トラックなどの貨物自動車展示の背景に展示したところ、一段と雰囲気と迫力のある展示空間となりました。_ito
昨年、第一回日本博物館協会賞を受賞したことにより、北名古屋市歴史民俗資料館「昭和日常博物館」は、毎年クロアチアで開催されている「The Best in Heritage」において日本代表として発表を行うこととなりました。
「The Best in Heritage」は各国における受賞歴のある博物館、遺産、保全プロジェクトを紹介する世界会議で、本年で20周年を迎えます。この世界会議は、さまざまな遺産保存活動の中でも革新的な取組を紹介する「IMAGINES」部門と、国を代表する賞を受賞した博物館等がプレゼンテーションを行う「CORE PROGRAMME」部門の2部門で構成され、本館は「CORE PROGRAMME」部門のひとつとしてエントリーされました。
本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりオンライン形式での開催となり、去る6月29日に本館館長の市橋芳則がブルーノ・ブルロン・ソアレス氏のインタビューを受けました。氏はリオデジャネイロ州立大学教授でブラジルを拠点とする博物館学者、現在は国際博物館学委員会(ICOFOM)の委員長を務めています。
このインタビューは、下記のウェブサイトにてYouTube動画でご覧いただけます。
https://www.thebestinheritage.com/conference