1980年代から遡るアウトドア図鑑
非日常のなかのノスタルジアを探り、ノスタルジアに非日常を求める
2025年3月1日(土曜日)
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2025年5月31日(土曜日)
昭和時代を大まかに分類すると、第二次世界大戦終結までを前期、終戦から日本万国博覧会までを中期、それ以降を後期とみなすことができる。 昭和時代後期・終盤期から平成時代初期といえば、のちにいわゆる「バブル期」と呼ばれる時代であった。この時期に起こったのがアウトドアブーム。日常から離れて、山に、海に、川に繰り出した記憶をお持ちの方も多いのではないだろうか。 これまで昭和日常博物館では、昭和中期にあたる昭和30年代から40年代をメインに人々の日常の暮らしの変化を紹介してきたが、今回は昭和後期、特に終盤期、西暦でいえばおおよそ1980年代を起点にして遡り、非日常に使われたモノを観察してみることにした。 常設展示のなかで扱っている日用品ではなく、スキー、キャンプ、フィッシング、登山など、日常を離れたレジャーの際に携帯したさまざまな道具を収蔵品から探る展示会とする。
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