昭和日常博物館 Random Note
昭和日常博物館の展示やコレクション、博物館活動の裏側に関することや、地域の歴史や文化に関することなど、学芸員がさまざまなテーマで、博物館や地域についての情報を発信します。
古代オリエント博物館特別展「やっぱりエジプトが好き-昭和のニッポンと古代のエジプト」への展示協力について
2025年8月8日
古代オリエント博物館(東京都豊島区)で、当館が所蔵するエジプト柄コレクションを中心に展覧する特別展「やっぱりエジプトが好き-昭和のニッポンと古代のエジプト」が開催されます。
10月13日(月曜日・祝日)には当館館長による講演会も開催されます。
くわしい内容は古代オリエント博物館のホームページでご確認ください。
特別展「やっぱりエジプトが好き-昭和のニッポンと古代のエジプト」
開催期間:2025年9月27日(土曜日)から11月24日(月曜日・振替休日)
「エジプト柄」とは?
古代エジプト文明をモチーフとして日本において日用品を飾るために生み出されたデザインや造形のことで、昭和30年代から40年代にかけて広く流行し、定番のデザインのひとつとして定着しました。
何を残すか? ー未来のノスタルジーのためのコレクションー
2025年3月5日
わたしたちのくらしは、日々途切れることなく続き、そのなかで絶え間なくさまざまな変化が起こっています。
くらしの変化は使われる道具と深く関わり、新しく登場するモノ、変わっていくモノ、消えていくモノなど、道具の移り変わりに注目すれば、くらしがどのように変わっていったかを跡づけることができます。
少し先の未来から現代のくらしを振り返ったとき、その時代のくらしを象徴するモノとは何か? くらしの変化を示すモノとは何か? 未来のわたしたちは、どんな道具にノスタルジーを感じるのか?
30年先の視点に立って、少し前のくらし、現在のくらしをモノによって記録することも試みてみます。そして、現在のくらしの急激な変化を語る上で足りないモノ、残していくべきモノは何かについても考えています。
現在開催中の企画展「1980年代から遡るアウトドア図鑑」は、こうした試みを展示会として形にしたものです。展示会を通して、みなさまにとっての「くらしの変化を象徴するモノとは何か?」についても考えてみてください。_ito