あつまれ!昭和の調理家電たち

 「人が」――「料理する」。本企画展ではこの間をつなぐモノを調理家電と位置付け、料理を通した人との関係に注目しながら昭和の多様な調理家電たちを紹介します。


昭和レトロ食器図鑑

 昭和レトロな食器に盛り付けたら“うまそう”な料理を想像する。思い出す。


うつろう暮らしのモノ語り

暮らしの変化は使われる道具と深く関わり、新しく登場するモノ、変わっていくモノ、消えていくモノなど、道具の移り変わりに注目すれば、暮らしがどのように変わってきたのかを跡付けることができます。


CAN・だらけ展

缶の進歩からくらしの変化を探り、缶のデザインに表れる時代感をお楽しみください。


おつかい・おかいもの展

買い物を通して見えてくる今と昔のくらしの変化を感じ、発見し、「これから」の買い物とくらしについても考えてみましょう。


琺瑯 × デザイン

 屋外広告の主役として、かつて街の風景に鮮やかな彩りを添えていたホーロー看板。コントラストの強い独特な配色を基調として、個性的な字体や図柄で構成されたデザインは、道行く人の視線を捉え、強烈なインパクトをもって企業名や商品名をアピールしていました。


INDEX -今までの特別展と企画展-



北名古屋市歴史民俗資料館 特別展/企画展

ショウワ・キュイジーヌ・リバイバル
懐かしい食卓にレトロ・スイーツを多めに添えて

展示期間:令和6年11月9日(土)~令和7年1月30日(木)
   

 過去も現在も私たちの暮らしに欠かすことのできない『食』。

 2024年は、この『食』を共通テーマとして展示会を構成しています。企画展「昭和レトロ食器図鑑」ではグラス、カップ、皿等の食器類、企画展「あつまれ!昭和の調理家電たち」では炊飯器、トースター、電子レンジ等の調理家電のコレクションを中心に据えた展示会を開催しました。そして、本特別展では家庭料理のレシピを中心に取り上げ、『食』を共通テーマとした展示会3部作の締めくくりとして、『食』に関する暮らしの変化や時代の流れを振り返る展示会とします。

 また、本展示会は、2014年に開催して好評を博した特別展「ショウワ・キュイジーヌ」の展示コンセプトを継承しつつ、家庭料理のレシピの再現をより充実することで、家庭の食卓の風景から食文化の移り変わりを探っていきます。特に、新しい食材や調理法が盛んに家庭へと紹介され、定着していった昭和初期の家庭向けの斬新でユニークなレシピと当時の調理法の手間や工夫を中心に取り上げることで、急速に進んでいった食卓の変化と食文化の多様化の様子を振り返ります。

 昭和時代の料理本に見られる家庭料理のレシピ、台所・キッチンの道具の移り変わりを通して、昭和時代の食文化の変化に触れるとともに、現在、そして未来の私たちの食文化について考える機会とします。