【特別展・企画展】市電沢上車庫を掘る

ページ番号1005828  更新日 2025年1月22日

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遺跡から発見された昭和-旧懐と歴史・伝世品と出土品

写真:市電沢上車庫を掘る チラシ表

写真:市電沢上車庫を掘る チラシ裏

展示期間:平成23年7月1日(金曜日)から9月29日(木曜日)

今回展示する沢上電車運輸事務所、沢上車庫(名古屋市熱田区)が位置する地域は、高蔵遺跡と称され、弥生時代、古墳時代の集落跡、その後、中世、近世、そして現代まで人の営みが印されている地域です。

沢上車庫は、昭和49年の市電の廃止に伴って上屋が解体され、線路の一部や点検に用いられる施設、トラバーサーなどが埋め立てられていました。この地域は、高蔵遺跡の範囲に含まれていることからマンションの建設計画に先立ち平成11年(1999年)発掘調査が実施されました。その結果、沢上車庫の全体像が学術的調査により再び光を浴びました。構造物や電球、陶器類などのほか、下水道の土管、隣接していた映画館と思われるタイル貼りの床など昭和時代の暮らしを出土品から知ることができます。沢上車庫の発掘調査資料の全貌が公開されるのは初めてとなります。

これに加え、稲沢市の旧国鉄操車場跡から出土した汽車土瓶、名古屋城三の丸遺跡から出土した戦時中の陶器、ガラスビン、福井県福井駅周辺の調査で出土した汽車土瓶、北名古屋市能田旭古墳から出土した昭和30年代のガラスビンなどを展示します。

発掘調査の出土品としての博物館資料と、本館が常設展示する伝世資料としての博物館資料、また、学術的な歴史資料とノスタルジー、旧懐の品としての資料を同時に展示し、博物館資料、昭和時代の展示について考える機会とします。

このページに関する問合せ

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