回想法事業の実施
事業の実施
(1)回想法スクール
本事業では、参加者がグループ単位で行うグループ回想法の手法を取り入れた回想法スクールを実施しています。
参加者の健康状態に応じたスクールを開講します。
スクールは週1回の教室を、連続6回、各回テーマを決めて実施します。(令和3年度まで8回で実施)
回想法スクールは、北名古屋市にお住まいの概ね65歳以上の方を対象に実施しています。各地域の施設に出向いて行う出前型の回想法スクールも行っています。
回想法スクールは、概ね次の内容で実施しています。
区分 | テーマ | 内容 |
第1回 | 自己紹介・ふるさと自慢 | 自己紹介・ふるさとの話 |
第2回 | 子どもの頃の思い出 | 遊び(お手玉・めんこなど)の話 |
第3回 | 青春時代の思い出 | 娯楽・花嫁修業の話 |
第4回 | 子育て・働き盛りの頃の思い出 | 結婚・子育ての話 |
第5回 | 夏まつりの思い出 | ふるさとの祭りの話 |
第6回 | 思い出をかたちに・卒業式 | 思い出色紙作り |
各回の教室の所要時間は、おおむね1時間です。
(2)回想法スクール卒業生の会
回想法スクール修了者を「いきいき隊」隊員に任命して隊員証を交付し、スクール終了後も継続して回想法を楽しむ自主グループ体制を作り、地域活動の推進・活性化を図っています。
「いきいき隊」全体の活動としては、遊びを通した世代間交流や、昔を再現した行事(夏の夕涼み、郷土料理作り)、視察対応など多岐に渡っています。
(3)回想法リーダーの育成
回想法スクール卒業生の会「いきいき隊」は、回想法や介護予防に関心のある方を中心に、「回想法リーダー養成研修」を通してリーダーの役割を学び、スクールや回想法体験教室を支援しています。
(4)回想法キットの貸出し
回想法を実践する際に、その教材となる懐かしい日常生活用具、文具、玩具等思い出を誘う道具を箱に詰めた思い出箱(キット)を回想法の普及・促進を図るため、全国の施設、病院、自治体へ貸し出します。
(5)回想法基礎研修・専門研修の開催
回想法の意義と実践、そして市が実施している「思い出ふれあい事業」の取組事例を発表する場として、回想法基礎研修を開催しています。
回想法の展開、リーダーの役割など実践を通して回想法の基礎技法を学ぶ良い機会ですので、ふるってご参加ください。
(6)NPO法人等との協働
高齢者ケア研究機関である「特定非営利活動法人シルバー総合研究所」と協働し、回想法センターの運営、研修の開催、事業評価等を委託して、回想法事業の運営に当たっています。
今後も、各種団体が持つノウハウを事業に活かし、その育成に努めてまいります。
お問い合わせ
高齢福祉課
電話:0568-22-1111
ファクス:0568-26-4477
E-mail:korei@city.kitanagoya.lg.jp