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旧加藤邸アートプロジェクト2009『記憶の庭で遊ぶ』 (10月31日)
粉ミルクを飲みながら、子供の頃の体験を語る参加者たち
10月31日(土曜日)から11月8日(日曜日)まで、国登録有形文化財「旧加藤家住宅」において、旧加藤邸アートプロジェクト2009『記憶の庭で遊ぶ』展が開催されています。
この展覧会のために、名古屋芸術大学の学生等によって「記憶」をテーマとした作品が創られました。絵画、版画、彫刻、立体造形、映像、玩具、絵本、インスタレーションなど18点が展示されています。
名古屋芸術大学卒業生の櫻井里恵さんの作品「わがままな記憶と時間」では、茶室に布団を敷き、赤ちゃんのベビーベッドのような空間が広がっています。茶道のようなおもてなしを受け、いただけるのは粉ミルクと幼児向けお菓子。「年代や環境など、人の記憶は様々だけれど、赤ちゃんの時の記憶というのは、皆共通している部分があるのではないかと考えて、作品を企画しました。この場所で、当時の記憶を呼び起こして欲しいと思います」と櫻井さんは語っていました。参加者たちは、昔は粉ミルクの代わりに米粉を溶いて妹に飲ませた体験など、記憶を辿りながら会話をはずませていました。この創作茶会は11月3日にも予定しています。
また、11月3日(火曜日)に講演会、11月8日(日曜日)には呈茶会が催されます。ぜひご参加ください。
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