2016年08月23日 郷土愛醸成プロジェクト~「子どもマップ『まちず』をつくろう!」~鹿田児童館

 北名古屋市市制施行10周年記念事業として、子どもたちから見た北名古屋市はどんなまちなのか、自然・環境・お祭りなど地域の今を切り取り、それぞれの特色を反映した『まちず』を各児童館2日間の日程で作ります。講師は田中恵(名古屋芸術大学卒業生、Hiromeyo-art所属)さんです。

 鹿田児童館のテーマは、「わくわくおつかい!」

 鹿田児童館は、住宅街の中にあります。昔ながらの商店街やショッピングセンターが建ち並び、市民の買い物の場としてたくさんの人が行き交います。古くからあるお店や新しいお店、生活の変化とともにお店のかたちも変化しています。しかし、いつの時代になっても「おつかい」は、ドキドキ、わくわく、ハラハラする冒険のような時間です。今回のワークショップでは、まちのお店を探検しながらドキドキやわくわくを思いかえして「おつかい」の思い出を表現していきました。1日目(8月19日)は、みんなでまちの中を歩いて、どんなお店があるのか調査しました。実際にお店の中に入ってみると、買い物をしているたくさんのお客さん、色んな音や匂い、きれいに並べられた商品に子どもたちは少し緊張している様子でしたが、お店の中を歩き回るうちに楽しくなったようで、聞こえてきた声をメモしたり、美味しそうな匂いをみんなで嗅いだりしました。お母さんや兄弟と一緒に買い物に来た時のことを思い出すと「こんなことがあったよ!」と元気に教えてくれたりと、たくさんの感じたことをメモして1日目を終えました。迎えた2日目(8月23日)には、各自が「おつかいの思い出」を段ボールの上に表現していきました。クラフト紙や毛糸など色々な素材を使って可愛いたいやきの屋台や喫茶店、お花を抱えた女の子、初めてのおつかいで買った消しゴムや鉛筆、細かい部分にまでこだわって作ったペットボトルなど、たくさんの思い出が勢揃いしています。ひとつひとつを見ながらどんな事があったのか想像したくなる、思い出の詰まった鹿田児童館の『まちず』が完成しました。