2016年08月25日 郷土愛醸成プロジェクト~「子どもマップ『まちず』をつくろう!」~九之坪児童館

 北名古屋市市制施行10周年記念事業として、子どもたちから見た北名古屋市はどんなまちなのか、自然・環境・お祭りなど地域の今を切り取り、それぞれの特色を反映した『まちず』を各児童館2日間の日程で作ります。講師は田中恵(名古屋芸術大学卒業生、Hiromeyo-art所属)さんです。

 九之坪児童館のテーマは、「神さま仏さま大集合!」

 九之坪児童館の周りには、神社とお寺が集まっていて、まさに神仏習合の地域です。昔から日本の暮らしの中に慣れ親しんだお寺や神社は、子どもにとってはセミを捕ったりアリを追いかけたり木陰で休んだりと、今の時代でも子ども同士のコミュニケーションの場として活躍しているようです。大人から子どもまで、先祖代々大切に守ってきた場所で行う今回のワークショップでは、神社やお寺での思い出を表現しました。1日目(8月22日)は、児童館の前を通る十所社までの参道を歩いて、参道の周りにあるお寺や神社を調査しました。神社の神さま・お寺の仏さまに「お邪魔します」と手を合わせたりお辞儀をするなど、思い思いに丁寧な挨拶をしてから門をくぐりました。いつもは気に留めていないお寺の門や屋根の瓦に注目してみたり、神社の狛犬の阿吽の口や狛犬の足下の鞠と獅子の子どもを発見すると、熱心に観察しながらワークシートへ絵や文でメモをとっていきました。迎えた2日目(8月25日)には、それぞれに神社やお寺での思い出を表現していきました。セミをつかまえる瞬間の手の陰を手形で表現したり、アルミホイルで作ったお地蔵さまや可愛い狛犬など、絵の具だけでなく様々な素材の特性を活かして作りました。工作が苦手な子でも、みんなの面白いアイディアを見ているたらうちに作るのが楽しくなったようで、作業にどんどん加わりました。みんなでつくった渾身の一作、九之坪児童館の「まちず」が完成しました!