昭和の暮らしを学ぶ

昭和日常博物館―暮らしの移り変わりを学ぶ場として
 本館では昭和の暮らしを扱っている関係から、「総合的な学習の時間」に合わせ社会見学や施設見学として多数の小学校が見学に訪れています。なかでも小学校3年生の学年での来館が多く、「総合的な学習の時間」のうちの「昔の暮らし」について学習する際の事前学習・調べ学習等として活用されています。
 本館の展示は昭和30年代の暮らしを中心とし、電化製品に代表される新しい生活様式が取り入れられた昭和30年代の暮らしの情景と昭和戦前期の日本の伝統的な暮らしの情景とを対比しながら見学できるような展示を組み、個々の道具の変遷だけでなく、生活空間や生活様式の移り変わりも学んでもらえるような場を提供しています。

 見学のスタイル、時間は、学校によって様々ですが、本館では小学校による団体見学の際には、子供たち自身による実物資料の観察・学習に加え、昔の暮らしについてより理解を深めてもらえるよう、暮らしの移り変わりや今と昔の家事・仕事の変化についてビデオ等を使用してガイダンスを行っています。昔の暮らし、道具の移り変わりを現在の子供たちの生活の中での経験と結びつけられるようにし、資料館に並ぶ、子供たちにとっては未知なるモノを現代の暮らしへとつなげ、子供たち自身が自分たちの暮らしと比べ、今と昔の暮らしの変化について学べる機会を提供しています。

マンガで学ぶ昔の暮らし

クリックで拡大します。