2016年08月26日 郷土愛醸成プロジェクト~「子どもマップ『まちず』をつくろう!」~沖村児童館

 北名古屋市市制施行10周年記念事業として、子どもたちから見た北名古屋市はどんなまちなのか、自然・環境・お祭りなど地域の今を切り取り、それぞれの特色を反映した『まちず』を各児童館2日間の日程で作ります。講師は田中恵(名古屋芸術大学卒業生、Hiromeyo-art所属)さんです。

 沖村児童館のテーマは「はたけものがたり」

 沖村児童館は畑の真ん中にある児童館です。窓から外を見渡すと、のどかで気持ちのよい風景が広がっています。そんな心地よい情景のなか、野菜のようにすくすく育った子どもたちが元気よく遊びまわります。畑では、北名古屋市沖村産として有名ないちじくが栽培されており、このワークショップを実施した頃は、枝にたくさんの実がなっていて収穫の真っ盛りでした。今回のワークショップでは、いちじくを始め、畑で育つ様々な野菜や果物を調査し、表現していきました。1日目(8月24日)は、児童館の外に出て、畑にどんな野菜が育っているのか調査をしました。児童館を出る前に、いちじくを食べた事があるかを聞いてみると、「おいしい!」や「ぶつぶつが苦手」と答えが返ってきました。未だ食べた事が無い子もいました。畑にどのようになっているか、本物を確かめに行く前に、みんなでいちじくの想像図を描きました。知っている子は、いちじくの葉っぱがどんな形か一生懸命思い出しながら描いていました。そして、外へ出て早速答え合わせです。みんな自分の描いた予想図と照らし合わせながら「こんな形なの?」と驚いたり、「ちょっと違った」と悔しがったりしながら、本物のいちじくをスケッチしていきました。周りの畑にはナス、トマト、ピーマン、里芋など様々な野菜を見つけ、絵や文章で各々メモしていきました。児童館に戻り、メモを元にいちじくや野菜の絵を丁寧に描き1日目を終えました。迎えた2日目(8月26日)、先回調査してきたメモや絵を参考にして大きな段ボールに表現していきました。いろんな角度から見たいちじくの実、児童館の柵にはまった面白いすいかの実、いろんな野菜を、色々な素材を使って表現し、立体感のある沖村児童館の「まちず」が完成ました。