2016年07月29日 郷土愛醸成プロジェクト~「子どもマップ『まちず』をつくろう!」~宇福寺児童館

 北名古屋市市制施行10周年記念事業として、子どもたちから見た北名古屋市はどんなまちなのか、自然・環境・お祭りなど地域の今を切り取り、それぞれの特色を反映した『まちず』を各児童館2日間の日程で作ります。講師は田中恵(名古屋芸術大学卒業生、Hiromeyo-art所属)さんです。

 宇福寺児童館のテーマは、「うぶくじ珍百景」

 宇福寺の児童館の周りを歩いていると、度々おもしろいものと遭遇します。突然現れる面白い景色や光景、いろいろな珍しい生き物「何でこんなところに?」と思わず笑ってしまうものなど、まさに珍百景の宝庫です。今回のワークショップではそんな面白い珍百景を児童館に集まる子どもたちと調査し、ランキングにしてみました!
1日目(7月25日)は、まず、みんなが知っている珍百景を話し合ってみました。すると、「白くて丸い大きな謎の石」や跨ぐと元気な子どもが生まれるといわれている「アズカリゴの木」、田んぼに現れる「渡り鳥」、「家より高い木」など、気になる珍百景がいくつも出てきました。早速、児童館から飛び出して実際の光景を見て調査することにしました。目的地にたどり着くまでも、大きな魚が群れになって泳いでいる光景を発見したり、空に大きなワニの形をした雲をみたり、様々な種類のトンボ、野草がつくる長い散歩みち、用水路でできた滝などの光景を目撃し、驚いたり笑ったりの珍道中でした。北野地内の神社の側にある馬頭観音の前では地域の方に観音様の言い伝えや昔の街の風景を聞かせてもらい、当時の面影の残る光景から昔を想像しました。珍百景を発見した時は「これは椅子かな?」と座ってみたり、手触りや形やを観察し、分かったことや感じたことを文字や絵を書いて記録していきました。その後児童館に戻り、見つけたことを話し合ったり、分からないことを本で詳しく調べたりして1日目を終えました。
2日目(7月29日)は、先回見つけた光景に加え、各自で新たにみつけた光景を集め、ランキングを作りました。投票する時には、「ぜひ皆に見てほしい!」「これは面白いぞ!」「伝えていきたいな!」と思うものに各々投票しました。そして第1位から第6位までの順位を決定し、大きな段ボールにいきいきと表現しました。絵の具とクレヨンでは表現しきれない部分を、毛糸やアルミホイルなどの様々な素材を使って表現し、工夫を凝らした宇福寺児童館の『まちず』を完成させました。
 宇福寺児童館の周辺を散歩する際には、是非この光景を目撃して見てください!