サミット宣言

 回想法シンポジウム2010が盛況のうちに閉幕しました。県内外の1,300名を超える出席者が回想法のあり方、課題、今後の展望について活発な議論がなされ、最終日は「サミット宣言」として提言されました。
 当市においても、早速「サミット宣言」を事業に反映させ、実践しました。

サミット宣言

☆魅力あるプログラム
・呼びかけは直球じゃなく変化球も!(「回想法」という名前にこだわらず…)
・思い出を形にしよう!形にしたら活用してもらおう!
・多彩なテーマ選択できるといいね…
☆地域資源の活用をスムーズに!
・消耗品(?)扱いで貸し出しを
・修復できるものは、回想法活動の機会に…
・介護現場の人も地域資源をよく知ろう!

☆魅力あるプログラム!

 
北名古屋市の取組
結果
「新・回想法スクール 男性専科」 として募集し、男性のみの回想法スクールを開講。 広報を見て申し込まれる方は少なかったが、「大昭(大将)会」 と名づけられ、温かい関係を構築。講座修了後「いきいき隊」に任命。
思い出を演劇に表現し、DVDに残す。
(回想法シンポジウム2010報告書の巻末に付属)
DVD上映会を開催し、参加者全員で思い出を共有した。また、出演したいきいき隊は大きな功績を残し、今後の回想法実践の新たな方向性を示した。(イギリス回想法センター指導員バーニー・アリーゴさんからも高い評価を受けた。)
思い出を博物館や回想法センターの「企画展」として形に残し、展示する。 (今年度予定)
テーマに「懐かしい歌」 を導入。 歌のメロディ、歌手、当時の情景、初恋の人…等、情緒的な回想が深まった。また、参加者にテーマを事前周知したことで、メモを持参する等、自宅で回想する参加者が増えた。
なつかしい料理をあつめたレシピ集を発刊 回想法に関心のない人へも食文化の伝承が可能となり、高齢者へも生きがいとなった。

☆地域資源の活用をスムーズに!

北名古屋市の取組
結果
古い生活用具は地域サロンに貸し出し、回想法体験教室を実践。また、子ども向けのゲームを考案。「古いものゲーム」 「一貫目ゲーム」で活用。 「回想法は簡単で楽しいことだとわかった」 「次は自分たちでやってみたい」という声があがった。子どもに対して、名称や使用方法を解説することで学習効果をもたらした。
生活用具の修復をはじめ、つくろう会(図工・調理)を設け、釜・くど・七輪等で昔ながらの調理を実践した。 参加者同士の対話やつながりが増した。また、子どもたちが高齢者のそばから離れず、「敬意」 や「学ぶ楽しさ」 が伺えた。

ページの先頭へ