名古屋市との合併検討について

北名古屋市は、合併して10年、将来の都市像として「健康快適都市〜誰もが安全・安心に暮らせるまち〜」の実現に向けまして、まちづくりに取り組んでまいったところでございます。これからの先を見通しますと、南に名古屋駅、リニア中央新幹線の開通によって、東京、名古屋、大阪の都市間競争は、これまで以上に激化するのではないかと予測するところでございます。この地域全体で市民生活の向上と地域の発展に向けまして取り組んでまいることが最も大切であろうと考えるところでございます。
一方で、少子・高齢化、人口減少への対応や産業振興、さらには雇用の確保、そして社会基盤の整備などなど、この地域を取り巻く課題は山積をしている現況でございます。
そのような中で、私どもは以前から持ち続ける思いがございます。それは、北名古屋市にぜひ住みたい、ぜひ投資したいと思われるほどの地域にしたいというビジョンでございます。北名古屋市には子育てや教育の充実した環境づくり、企業が進出しやすい環境整備など、地域資源や魅力が潜在していると確信をいたすところでございます。これらを生かしまして、さらなる市民生活全般の向上に目標を定めまして、特色あるまちづくりに取り組んでまいっているところでございます。
そうした最中、本市と名古屋市との関係については、多くの北名古屋市民が名古屋市に通勤・通学をしている、いわゆるベッドタウンである一方で、名古屋市民にとっても北名古屋市に勤務地、通学される高校、大学がございます。本市の公共施設、これらをご利用いただいているという側面もあることから、北名古屋市と名古屋市が既に相互に密接不離の関係であると受け止めているところであります。
また、行政レベルにおきましても、ごみ焼却工場の建設事業を始めといたしまして、さまざまな分野で連携し、取り組みを進めているところでございます。
市町村合併を行う目的は、スケールメリットが最もあるということが一つの代表されるテーマでございます。広域的観点に立った施策の展開や効果的な行政サービスの提供、基盤整備、財政基盤の強化など、小さな自治体ではなし得ないまちづくりが可能になってくるという点がございます。
こうしたことからも、医療、福祉、子育て、教育、交通など、市民生活のあらゆる向上や高度化・多様化する住民サービスへの対応を名古屋市と一緒に解決していくということは自然な流れであり、その手段の一つとして合併に関する前向きな議論がなされてもいいのではないかと考えるところでございます。
名古屋市は、「名古屋市総合計画2018」の中で、国際的な都市間競争を勝ち抜くため、大きくて強い名古屋市を戦略に掲げておられます。これを実現するには、名古屋大都市圏全体の構想と合意があって初めて成り立つものでございます。今後は、名古屋市や近隣市町と意見交換を活発にいたしまして、名古屋市のご意向を確認してまいりたいと存じます。
そして、名古屋市も含めた近隣市町との連携・合併等については、当然のことながら地域の主役であります市民の皆様のご意向を踏まえながら推進してまいりたい、そのようなことを肝要なテーマとして考えているところでございます。
平成30年から当市は「第2次北名古屋市総合計画」の策定に当たっても、市民の皆様のご意見をお伺いいたしまして議論を深めてまいりたいと考えるところでありますので、格別なるご理解と、またお力添えを頂戴いたしたいと存じますので、よろしくお願いしたいと思います。
 

※平成28年9月1日の市議会定例会から(録音反訳より)